先週おこなわれた2つの重賞を振り返っていきたいと思います。
まずはこちらから
小倉記念(G3) 小倉芝2000m 2016年8月7日(日)
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外厩データはJRDV.sp
偏差値6位→3位→1位での決着でした!
それでは着順ごとに「全頭徹底解説」から振り返ってみましょう。
レース当日の予想はこちら
▼小倉記念 重賞偏差値予想 偏差値確定! - 馬券生活✩競馬で生きていく
1着 クランモンタナ
③クランモンタナ 偏差値6位 ★★★★
和田騎乗時(初騎乗) 重賞は新潟大賞典(2014)2着のみ。近走はOP特別でも3着がやっと。「松若風」→「和田」乗り替わりだが期待薄か。厩舎外厩の相性は25.8%と良し。「追切注」です。この馬は面白いです。★1つや2つの馬よりよほど期待できるでしょう。穴はこの馬です!
2着 べルーフ
⑤べルーフ 偏差値3位 ★★★★
ホワイト騎乗時(初騎乗) 重賞は京成杯1着と昨年の小倉記念2着。共通するのは小回りの2000m。「松田」→「ホワイト」の乗り替わりは良し。厩舎外厩の相性は40.2%と非常に良し。
「ホワイト」「池江寿」「ノーザンFしがらき」
かなり強力です。池江軍団の2番手です。おそらくサトノラーゼンには先着できないとは思いますが堅実に走るでしょう。池江軍団のワンツーも考えられます。
3着 エキストラエンド
②エキストラエンド 偏差値1位 ★★★★★
浜中騎乗時(初騎乗) 重賞は3歳時の京都新聞杯3着を除いて、全て1600mで3着以内6回。2000mの距離を使うのは約3年ぶり。浜中騎乗とこの距離で新味が出るか。「内田博」→「浜中」乗り替わり。「追切◎」展開あり、要注意です。
「浜中」「角居」「社台F山元TC」
これは強力ですね!この馬が偏差値1位になりました。ここは人気もないですし積極的に狙って良いでしょう。
以上がレース当日の全頭徹底解説からでした。
1着はクランモンタナでした!11番人気と人気薄でしたが、偏差値は6位でした!4コーナー前で手応えが怪しくなったのですが、直線では再度伸びて見事勝利しました。やはり厩舎外厩の相性も良く、穴で推奨して見事に結果を出してくれました。ただし、この馬が1着になるとは正直考えていなかったのでビックリでしたね。
2着はべルーフ。偏差値は3位で騎手の乗り替わりも良し。もちろん厩舎外厩の相性もバッチリでした。この馬の好走はほぼ予想できたとおりでしたね。マーティンボロやプランスペスカなどよりはよほど信頼できました。ホワイト騎手もキッチリ仕事をした感じですね。
そして3着にエキストラエンド。偏差値1位でした。当日は6番人気でしたが好走の気配がプンプン漂っていましたね。「浜中」「角居」「社台F山元TC」しかも追切展開と印あり。偏差値1位になるのもうなづけます。この馬が人気を落としていたのはやはりマイルの距離ばかり使われていて、この2000mの中距離路線の馬と対決がほとんどなかったからでしょう。浜中騎手に乗り替わったのも良かったです。
結局、偏差値というのは他馬との比較を表すものです。まわりのイメージは全く関係なく、今回出走してきたメンバーの中で客観的に比較できるように作られたものです。もちろん単なる能力指数だけではなく、追切や展開の要素を付け加え、重賞で好走可能な騎手厩舎外厩をレベル分けして組み合わせています。
例えば「騎手」
エキストラエンドの前走は内田博騎手でした。彼は現在関東リーディング2位ですが、芝コースでの複勝率は23.4%(今年)と高くはないです。対する浜中騎手は複勝率37.9%とかなり良い成績を残しています。
「内田博」Cレベル →「浜中」Sレベル
まずこれで偏差値が上がる原因になります。
私個人の考え方ですが、競馬というのは3着以内に入らないと全く意味がありません。もちろん単勝や連単系の馬券を買うなら勝率が重視されるでしょうが、一番重視されるのは複勝率だと思います。
そして、騎手のデータを見るなら「芝」と「ダート」の成績は完全に分けるべきです。内田博騎手はダートだけだと複勝率28.3%と成績が上がります。1着もダートでの回数が多く、そこでリーディングが上がる原因になっているのです。
もちろん偏差値作成には、「騎手」は芝とダートで完全に成績を分けています(もちろん厩舎もです)。騎手によっては芝は得意だけどダートは苦手、など得意不得意があります。
そして「厩舎」や「外厩」データがあります。特に外厩データは新聞にはほとんど載っていません。しかし賞金の高い重賞は外厩で馬を1段階2段階と鍛えてレベルアップしないとほぼ勝つことはできません。そして今回は小倉競馬。小倉競馬場での施設では残念ながら馬の能力を上げる事はできません。もちろん関西馬は栗東トレセンで調教されてから小倉競馬場に入るのですが、やはり輸送にも気をつかいます。
しかし、今回1~3着に入った馬たちは全て「外厩」帰りでした。外厩では、トレセンよりも質の高い設備やスタッフがいて、もちろん全休日もなく馬の能力を高めるために必要な態勢が全て整っています。もちろん能力だけではなく、馬をリフレッシュさせる精神面での効果。輸送にも、もちろんプラスになるでしょう。
今回の小倉記念の結果はたまたまだったのかもしれません。しかし偏差値と人気のギャップが生まれる時、そこには大きなチャンスがあるんだと思います。
クランモンタナ 11番人気 偏差値6位 1着
エキストラエンド 6番人気 偏差値1位 3着
これは単なる偶然ではないと思います。
私自身も重賞レースで3連複で万馬券を取る事はたまにありました。しかしそれは「偶然」の結果だったような気もします。しかしこのブログを今年の2月から始めて、すでに5万馬券を2つ、そして今回の3万馬券。今まで通りにやっていたらたどりつけない結果だったでしょう。もちろん、そんな馬券普通にコンスタントに取れるよ、という猛者の方もいらっしゃるでしょう。しかし実際に偏差値表を作成しそれを毎週ブログで発表して的中できているというのもけっこうなものではないでしょうか。
少し長くなってしまいましたが、最近あまり大きな馬券の的中がなかったのでイマイチ自分のテンションも上がらない部分もあったのですが、これからガンガン爆発できるようさらに精度を上げていきますね!
おまけで
4着 ダコール
⑪ダコール 偏差値6位 ★★★
小牧太騎乗時(1-2-0-3) 重賞は前走の七夕賞2着ほか、ローカルで好走多数。小牧太騎乗時は4-2-4-2着(近4走)と大崩れなし。追切展開ともに印あり。前回の七夕賞は偏差値2位でした。ここは七夕賞よりメンバーの質が高いという事です。この馬が基準になるでしょう。人気ですが偏差値通りの評価で良いです。4着前後だと思います。
これも予想通りでしたね。本当に4着になってしまうとは思いませんでしたが・・・しかしダコールとエキストラエンドの着順が入れ替わっていたら、この結果はなかったので大きな3着4着でしたね。
予想の結果は
[ 馬券生活 公式3連複買い目 ]
3連複
②→①③④⑤⑪⑫ 15点
見事に3万馬券的中でした!
(3連複307.2倍)
サトノラーゼンの敗因としてはやはり「岩田康」の不調・・・としか言えないですね。彼は厄年の真っ只中。もがきにもがいているのでしょうか。
そしてアングライフェンはもともと重賞では結果が出ていなかった。前走から中2週で外厩も使えず小倉競馬場での追切。重賞に挑むには少し荷が重かったのかもしれませんね。
続いてはこちら
レパードステークスG3) 新潟ダ1800m 2016年8月7日(日)
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偏差値1位→2位→5位での決着でした!
それでは着順ごとに「全頭徹底解説」から振り返ってみましょう。
レース当日の予想はこちら
▼レパードステークス 重賞偏差値予想 偏差値確定! - 馬券生活✩競馬で生きていく
1着 グレンツェント
⑥グレンツェント 偏差値1位 ★★★★★
戸崎圭騎乗時(初騎乗) 重賞はユニコーンS3着。OP特別も1着、2着。ダート戦は未だ3着以内を外していない。「T・ベリー」→「戸崎圭」乗り替わり。とはいっても今まで外国人騎手しか騎乗した事がない。厩舎外厩の相性は28.0%と良し。追切と展開あり。
「戸崎圭」「加藤征」「ノーザンF天栄」
三種の神器といった感じです。ほぼ勝ち負けですね。
人気はケイティブレイブと二分していますが、実力はこちらが上です。やはり戸崎騎手は重賞で確実に良い馬に騎乗できています。勝ちきるのはこちら。アクシデントがなければ十中八九勝利できるでしょう。文句なしの大本命です。
2着 ケイティブレイブ
⑤ケイティブレイブ 偏差値2位 ★★★★+
武豊騎乗時(0-1-0-0) 重賞は兵庫チャンピオンシップ1着、ジャパンダートダービー2着。伏竜Sではグレンツェント2着でこの馬は3着。追切と展開あり。「厳選軸馬」に該当しました!この相手ならグレンツェント以外には負けないでしょう。馬券の軸として信頼できます。おそらく2着だと思われます。ネックは厩舎レベルのひどさです。外厩を使っていないので重賞を勝つ事はできないでしょう。
3着 レガーロ
①レガーロ 偏差値5位 ★★★+
田辺騎乗時(初騎乗) 重賞は全日本2歳優駿2着、兵庫チャンピオンシップ4着(1.8秒差)。OPはヒヤシンスS6着と伏竜S9着(1.1秒差)。兵庫CSと伏竜Sのタイム差を見ると正直買いづらいです。
「田辺」「大久龍」「グリーンウッド」
これは悪くないです。田辺騎手は関西だと不安ですが、新潟なので大丈夫でしょう。「大久龍」+「グリーンウッド」の相性は高くないですが、レガーロ自体が(1-0-0-2)なので問題はないでしょう。有力馬の1頭とまでは言えませんが上位に隙があれば好走できるかもしれません。
以上がレース当日の全頭徹底解説からでした
こちらもほぼ予想通りの決着となりました。
1着はグレンツェント。こちらは週中から条件が揃っていて、おそらく1着はこの馬かと思えました。実際に偏差値も2位を離した1位でした。人気はこちらが2番人気でしたが、勝利に一番近かったのはこの馬でした。しかし本当に戸崎騎手は乗り馬に恵まれていますね。しかもそれでキッチリ結果を出していく。関東リーディングでは1位ですが、もはや関東で彼にかなう騎手はいなくなってしまいました。戸崎VS関西組(ミルコ、ルメール、福永、川田、浜中、武豊)の図式だと思います。重賞もこのメンバーでまわしていくという感じですね。
2着はケイティブレイブ。本当に強かったですね、馬は。そして騎手も上手かったと思います。しかし残念ながら重賞は勝てませんでした。この厩舎ではムリです。しかも外厩も使っていないので、今回の結果は必然でした。着差はわずかですが、1着馬との実力差はかなりあると思われます。
そして3着はレガーロ。ピットボスが粘るところを最後で交わしました。
やはり今回は実力的には2頭が抜けていて(そしてその2頭も序列はハッキリ)、3着以下は混戦だったのでしょう。仮に上位2頭がいなかったとしたら、ネクストムーブやピットボスの単勝は買えないなあと思っていたので、やはり違う馬が3着に来ましたね。
今回ケイティブレイブが異常に粘ったのはやはり新潟ダートは「徹底して前有利」の馬場だからだと思います。府中でやっていたら案外ケイティブレイブは早めに失速していたかもしれません。
予想の結果は
[ 馬券生活 公式3連複買い目 ]
3連複
⑥→①②⑤⑦⑧⑬ 15点
的中ですが、わずかのプラスでした。
(3連複19.4倍)
こういう2強の時は、3連複だとあまり配当は期待できませんね。
しかし。最終予想で3連単を推奨していました!
上記の7点が推奨馬券で見事的中でした!
(3連単60.4倍)
なぜか3連複⑤⑥⑩も追加で1点購入されていますが(笑)
今までのブログ開始から重賞のトータルの収支は(2016年2月27日~)
[ 馬券生活 公式3連複買い目 ]
57レース中21レース的中(的中率36.8%)
投資金額68,200円 回収金額190,120円
回収率278.8% 純利益121,920円
先週は久々のダブル的中でした!そして小倉記念では3万馬券的中という事で回収率もだいぶ上がりました。
という事でいくつかツイッターのフォロワーさんから的中報告をいただきましたのでここで紹介します。
まずは「デムーロ@COHA」さんから
こちらの方は以前ブログでも紹介させていただきました
▼的中報告(七夕賞) 馬券の買い方についての考察 - 馬券生活✩競馬で生きていく
七夕賞の時はダコールで馬券的中だったのですが、今回は違う馬で見事にゲットされています!小倉記念のワイドの②-⑤(14.8倍)ですね。
15,000円×14.8=222,000円
すごい払い戻しになっています。
「Ken」さんからもいただきました
レパードステークスの3連単を的中されています!
こちらの方からは、以前からもかなり的中報告を受けています。
こちらは8/6(土)の新潟12Rでした。
偏差値1位から降級馬2頭への馬券で見事的中されています!
1,000円×98.8=98,800円
こちらもごつい払い戻しになっています。
そして「Bungeling999」さんからもいただきました
当日は小倉記念しかやられなかったようですが、見事に3連複とワイドを的中されています。
みなさま、本当にありがとうございました!
これからもどうぞ「重賞偏差値予想」を、そしてこのブログをよろしくお願いいたしま
すね!
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ブログの更新スケジュールについて
月曜(18時頃) 偏差値的重賞回顧
先週おこなわれた重賞を回顧します
火曜(18時頃) 「厳選軸馬」「新偏差値表」 結果編
先週の厳選軸馬と新偏差値表の結果を振り返ります
木曜(18時頃) 今週の重賞出走馬確定
重賞の出走馬を全頭外厩付きで発表します
金曜(21時前後) 「厳選軸馬」「新偏差値表」土曜版
土曜の厳選軸馬と新偏差値表の更新です
土曜(朝10時前後) 「今日のレース」
当日のポイントや結果を更新していきます
(21~22時前後) 「厳選軸馬」「新偏差値表」日曜版
日曜の厳選軸馬と新偏差値表の更新です
日曜(朝10時前後) 「今日のレース」
当日のポイントや結果を更新していきます
※重賞がある場合は
レース前日(金or土)18時前後 「重賞偏差値予想(偏差値確定版)」
重賞を偏差値(完全無料指数)で予想していきます
レース当日朝9時前後 「全頭徹底解説」
出走全馬を解説しより深く序列をつけていきます
※G1の場合はイレギュラーで「G1スペシャル」大特集します
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それから、最後にこのブログでの私の競馬への考え方に深く関わっているサイト等を紹介します。
競馬に関するほぼあらゆるデータが集まっています。初めはリアルタイムでのパドック情報配信に興味があったのですが、「能力」「展開」「調教」「騎手」「厩舎」「オッズ」「パドック」「外厩」等、あらゆるものが指数化されています。アナログなものもデジタルに変換している感じですね。
▼馬券裁判“本人”が初めて明かす! 「馬券裁判 ─競馬で1億5000万円儲けた予想法の真実─」
実際に競馬で1億円以上を稼いで馬券裁判になった「卍氏」の競馬に関する考え方が記載された本です。私がこのブログで「偏差値」を開発して発表するきっかけになったのがコレです。色々なデータを組合せて自分独自の指数を作成していく。実際に競馬で稼いだという事実があるので重みが違います。もちろん指数だけではなく、馬券の買い方がいかに重要かという事がハッキリわかります。
※「卍氏」の新刊が2016年7月29日発売です!
「外厩」といったらコレです。外厩という競馬新聞にも載っていない制度。これがいかにJRA競馬を攻略するのに必要かがわかります。賞金の高い高額条件の重賞(とくにG1)がなぜ外厩使用馬で埋め尽くされるのか・・・
このブログの「重賞偏差値予想表」に外厩データが入っている理由の一つです。
こちらもかなり長いあいだお世話になっています。昔は月刊誌だったのですが、現在は隔月刊で発刊となっています。