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宝塚記念 偏差値的重賞回顧

先週おこなわれた重賞を振り返っていきます。

上半期の総決算、「宝塚記念」でした

レース前日は雨の影響で重馬場。当日は天気は晴れましたが、結局馬場は「稍重」でおこなわれました。馬場の影響も少なからずあったようです。

それでは回顧していきます。

 

 

宝塚記念(G1) 阪神芝2200m 2016年6月26日(日)

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外厩データはJRDV.sp

 

偏差値11位→1位→3位で決着。

 

それでは着順ごとに「全頭徹底解説」から振り返ってみましょう。

レース当日の予想はこちら

宝塚記念 全頭徹底解説 重賞偏差値予想 - 馬券生活✩競馬で生きていく

 

   1着 マリアライト

 

11位 44.3 ⑯マリアライト ✩✩+

エリザベス女王杯1着(稍重)です。

ここのところずっと堅実に走っています。

パンパンの良馬場であれば力が足りなさそうですが、時計が掛かるのは好都合です。

偏差値的にはあまり買えませんが、抑えは必要かもしれません。

 

   2着 ドゥラメンテ

 

1位 67.2 ⑨ドゥラメンテ ✩✩✩✩+

G1は皐月賞1着、ダービー1着、ドバイシーマクラシック2着(落鉄)

現在古馬(4歳馬以上)の中距離では日本最強馬といってもいいでしょう。

ミルコに乗り替わってから、日本馬に隙を見せた事はありません。

ミルコは現在不振ですが、この馬に騎乗する以上パフォーマンスが落ちる事は考えにくいです。道悪は未経験ですが、ドバイで落鉄したまま2着に走る馬です。些細な要素かもしれません。

もちろん偏差値1位。

「ミルコ」「堀」「しがらき」全てピンク(最上位レベル)です。

しかも追切〇に展開★と盛りだくさんです。しかも厳選軸馬にも選ばれました。

普通に考えるならこの馬が大本命でしょう。

 

しかし2つだけ不安点があります。

今年春のG1シーズン。

関西圏のG1での1番人気での関東馬

「桜花賞」のメジャーエンブレム→4着。

「天皇賞・春」のゴールドアクター→12着。

もちろんドゥラメンテは「堀」厩舎なので問題ないという可能性はあります。

しかしドゥラメンテは関西のレースは初めてです。しかも有力関西馬が一斉に向かってきます。これは不安要素だと考えられます。

 

そしてもう一つは海外帰り

ライバルの4歳馬キタサンブラックとアンビシャスは国内レースからの順調な調整です。

しかしドゥラメンテは海外帰り。落鉄の影響もあり疲労もあったはずです。

 

もちろんこれらは重箱の隅をつつくような事かもしれません。

しかし1番人気である以上、些細なマイナスも見逃す事はできません。

この点だけで、ほんの少し評価を落とします。

 

   3着 キタサンブラック

 

3位 61.1 ③キタサンブラック ✩✩✩✩✩

G1は、皐月賞3着、菊花賞1着、有馬記念3着、天皇賞・春1着。

というよりも左回りのダービー14着以外はすべて3着以内に好走しています。

「キタサン」の冠名なのでどうしてもイロモノ的に見られるかもしれませんが、この馬は化物の可能性もあります。

走っても走ってもダントツ1番人気にはなりません。

今回ファン投票1位でも、現在2番人気です。

この馬には過去のデータは当てはめない方が良い気がします。

軸にするのではなくて、ひたすら相手として買い続ける。消すのは考えられません。

今回も「3着以内」であればこの馬が一番可能性は高いような気がします。

✩5つです!

 

   以上が、レース当日の全頭徹底解説からでした。

 

まず、勝ったマリアライトですが、昨年のエリザベス女王杯(2200m)同様、関西遠征でキッチリ結果を出しましたね。

レース当日の稍重の馬場もエリ女と同じ。距離や馬場がピッタリあったのでしょう。

しかし、それだけでドゥラメンテやキタサンブラックを交わせた訳ではないでしょう。

 

やはり昨年の有馬記念、0.1秒差の4着はダテではありませんでした。

しかもその時は大外枠の16番スタートでした。

つまりこれらを踏まえると、キタサンブラックと同等の実力は秘めていたわけです。

 

 

そして「蛯名」騎手の腕も見逃せません。

この騎手は関東の騎手でありながら、関西(京都・阪神)のG1で本当に結果を出します。

関東の騎手は一部(戸崎・横山典・北村宏・内田博)を除いて、関西のG1ではほとんど通用しません。

しかし90年代から一貫して蛯名騎手は関西のG1で結果を出し続けています。

今年は悲願のダービー制覇は叶いませんでしたが、上半期の最後の大舞台でしっかりと仕事をしてくれましたね。

鞍上のエスコートも大いにあったのでしょう。

 

 

そして近年、調教技術の発達や外厩制度もあり(マリアライトは前走の目黒記念時に外厩「ノーザンF天栄」で調整後、中3週で宝塚記念へ臨みました)、牡馬と牝馬が対等にわたりあっています。

もちろんこれは技術の発達もありますが、

   斤量2kg差

これは本当に大きいと思います。

 

同じ能力であれば、斤量が軽いほうが絶対に有利です。

近年大舞台での牝馬の活躍は当たり前になっています。

 

そして「枠順」

今回、有力馬はほとんどが内枠に入りました。

馬場状態も稍重と、けっしてインが有利とはなりませんでした。

そして外枠を見ると有力馬はこのマリアライトとサトノクラウンくらいでしたでしょう。

インで各馬がゴチャつくのを尻目に、外枠を活かしキッチリ差し切りました。

 

もちろん、これらの要因もあったのでしょうが、マリアライト自体もの凄い力をつけていますね。

去年のジャパンカップを制したショウナンパンドラにもヒケをとらないでしょう。

本当に見事な競馬でした。

 

 

 

2着に敗れたドゥラメンテですが、やはり現役古馬の中距離最強馬の意地を見せてくれましたね。

レース後、ミルコ・デムーロが下馬し、その後「左前ハ行」と診断され凱旋門賞挑戦は白紙に戻されました。

 

レース中の故障でなければ本来の末脚を発揮し、勝っていたかもしれませんがそれはわかりません。

しかし、ドバイでの落鉄もあり、ややツイてない印象ですね。

 

私の「ドゥラメンテ」の判断ですが、やはり重箱の隅をつつきすぎたようです。

というよりもやはり「堀」厩舎は関東では別格です。

かつての黄金時代の藤沢厩舎と同等でしょう。

この厩舎であれば、関西遠征も海外帰りも関係なく馬の能力を発揮できますね。

 

早く回復してまた素晴らしい競馬を見せて欲しいです。

 

 

 

そして3着のキタサンブラック

またまた3着という事で、右回りの3着以内をずっと継続中です。

この馬がなぜ3着以内をキープし続けられるのか今回のレースで解ったような気がします。

 

レースではハナに立ち、稍重の馬場で1000m通過が59.1秒とやや速いペースを刻みました。

結果的に前に行った馬はキタサンブラック以外、全て脚を失い敗れてしまいました。

そして馬場状態からも追込は効きにくいと「武豊」は判断したのかもしれません。

 

つまりこの馬はレースの状態相手比較により、展開を自在に変えられます。

近代競馬はやはり先行馬が有利です。

ペースが遅ければ当然ハナに立って競馬ができますし、ペースが早ければ先行し脚を溜める事もできます。

そして今回のように逃げ馬不在であれば、自らがハナに立って先行各馬の脚を奪い、追込馬の脚も溜めさせない。

 

マリアライトやドゥラメンテのように本当に力のある馬には交わされましたが、それ以外のウマには完勝といってもよいでしょう。

 

つまり、スローでもハイペースでもこの馬は自在に位置を変えられます。

もし完全なハイペースで差し有利馬場であれば、この馬は「差し馬」に脚質チェンジできるかもしれません。

どんなレースになっても不利な要素を極力排除できる。

これがキタサンブラックが3着以内をキープし続けられる要因なのでしょう。

 

ただし、今後を考えると「左回り」ですね。

東京競馬場のダービーは14着でした。

秋の競馬はおそらく、「天皇賞・秋」「ジャパンカップ」へと向かう事でしょう。

そこでこの馬の適正がさらに問われそうです。

もし左回りでも力を発揮する事ができれば・・・

そうすればこれから先も3着以内をキープし続けるでしょうね。

 

期待したアンビシャスは4コーナー手前からずるずる後退していき、16着と惨敗でした。

馬場が合わなかったのか、ペースが早かったのか・・・

この馬は差す競馬もできるので今回の敗因は正直いってよくわかりません。

いくら「関西馬」といっても、

「横山典」のナゾな部分が出てしまったのかもしれません。

 

予想の結果は

 

 [ 馬券生活 公式3連複買い目 ]

3連複

⑨→②③⑤⑦⑮  10点

 

 [ チャレンジ最終買い目 ]

3連複

②③⑨(50%)

②③⑤、②③⑥、②③⑦、②③⑩、②③⑮(10%ずつ)

 

ともに不的中でした。

上半期の総決算でしたが、予想は残念な結果に終わってしまいました。

 

 

 

今までのトータルの収支は

  [ 馬券生活 公式3連複買い目 ]

46レース中16レース的中(的中率34.8%)

 

投資金額56,200円 回収金額142,920円

回収率254.3% 純利益86,720円

 

 

  [ チャレンジ最終買い目 ]

11レース中0レース的中(的中率0%)

 

投資金額14,200円 回収金額0円

回収率0% 純利益-14,200円

 

チャレンジの方はまだ的中がありません。

しかし。これから夏競馬で取り戻していきたいと思います!

 

それではよろしくお願いします。

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こちらもかなり長いあいだお世話になっています。昔は月刊誌だったのですが、現在は隔月刊で発刊となっています。


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